突発性間質性肺炎

「間質性肺炎」とは?

肺の間質(肺の空気が入る部分の肺胞を除いた部分)を中心に炎症をきたす疾患です。
肺炎は気管支もしくは肺胞の炎症であり、その多くはウィルスや細菌などの病原微生物の感染によるものですが、間質性肺炎の場合は、肺胞壁や支持組織から成る間質に生じる原因不明の炎症であり、一般の肺炎とは異なった症状や経過を示します。
炎症が進むと肺胞の壁の部分が厚くなり、肺胞の形も不規則になって、肺全体が固くなります。
その結果、肺のふくらみが悪くなり、肺活量が低下すると同時に、酸素の吸収効率も悪くなり、息苦しくなったり、咳が出たりします。

「突発性間質性肺炎」とは?

間質性肺炎の中で、原因の不明な慢性的に経過する疾患を特発性間質性肺炎といいます。
肺線維症という呼び方もあります。
突発性間質性肺炎は、急速に進行し予後が不良な劇症型から、何年にもわたってほとんど変化の見られないものまで、幅の広い病態を含んでいます。
特発性間質性肺炎は50才以上の人に多く、女性よりも男性のほうが多いようです。
原因不明の炎症が肺胞壁に起こり、結合組織やコラーゲンなどが増加し、肺胞がどんどん固くなり、肺胞での酸素と炭酸ガスの交換が出来なくなり、呼吸困難になります。

間質性肺炎の原因

膠原(こうげん)病、薬剤、じん肺、放射線、ウイルスなどの微生物など多様です。

間質性肺炎の症状

息切れ、呼吸困難、咳が主な症状です。咳は多くの場合、痰を伴わない、乾いた咳が出ます。
症状の進行速度は間質性肺炎の種類により、特殊な病型を除いて、息切れや咳などの症状が出はじめて、日常生活に支障を来たすようになるまで数年程度かかります。

間質性肺炎の診断

一般的には胸部レントゲン写真とCT写真、呼吸機能、血液検査などから総合的に判断します。

間質性肺炎の治療方法

喫煙は間質性肺炎の直接の原因とは考えられていません。しかし、病態を悪化させるのは確実ですので禁煙が必要です。
「特発性間質性肺炎」については、未だに治療法が確定していないのが現状です。
経過観察しながらステロイド剤と免疫抑制剤を使用するのが一般的です。